2013年6月8日土曜日

BID DECISIONS

受託開発だろうとなんだろうと、技術が中心だ。
でも、技術が中心にならないことが多くって、だからSIはオワコンとか言われてしまうんだと思う。
受託開発で技術を真ん中に持ってくるには、はじめのはじめから変えないとダメだ。
だから、提案についてちょっぴり勉強をはじめてみました。
APMPのテキストを読んだ感想など書いてみます。

 商談方針決定1 (BID DECISIONS)

商談方針決定は、勝率の低い商談を避け、勝てる商談に集中するための意思決定で、次の3つからなる。

追跡判断

追跡する価値はある?その商談に対する実行能力はある?
あるなら、獲得計画(Capture Plan)の準備を始めよう。

入札判断

勝ち目はある?提案のためのリソースはある?
入札するなら、提案計画(Proposal Plan)の準備を始めよう。

入札検証

最新の提案依頼書を手に入れよう。
入札できない要件はない?提案計画はずれてない?
入札検証したら、キックオフ・ミーティングだ。

こんな商談方針決定はイヤだ!

  1. 営業の数字目標に合わせてどの商談を扱うか決まっちゃう。
  2. 取捨選択って何?全部いっちゃえ!
  3. 提案依頼書を受け取ってから活動がはじまる。
  4. 入札検証って何?入札しないとかありえないし。

提案を改善すると、大抵、勝率は15~20%上がり、商談方針決定を改善すると勝率は2倍~3倍になるとのこと。
私の所属では、商談方針検討会なるものがありますが、あまり機能していません。
入札直前にやることも多く、その場合、当然追跡判断というものが存在し得ません。
ちなみに、「こんな商談方針決定はイヤだ!」がほぼ満点。。。

提案活動のコストの20%が追跡から入札判断までに使われるのが適切らしい。
社内の予算がどういう割合で使われているか。
見える化するところから始めないといけないなぁ。

ネタ:APMP Proposal Guide: the Foundation Accreditation Study Guide
https://apmp.site-ym.com/store/view_product.asp?id=1018152

参考:kumi shiki blog
http://kumishiki.wordpress.com/


1: BID DECISIONは直訳すると入札決定だけど、入札の前にその商談を追跡するところが一番重要だと思うので、商談方針決定と訳してみました。

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