「デザイナーの仕事は仕様を書くことではなく、価値ある製品とサービスをつくることなのです。」
本の中のこの言葉。
当たり前なんですが、本質に立ち戻り、今までのやり方見直すことが重要なんですね。
LEAN UXの3つの基盤
「Lean UXには、基盤となる3つの概念があります。」
- デザイン思考
- アジャイルソフトウェア開発
- リーン・スタートアップ
原則
「Lean UXの体験を、学びの旅のようなものととらえましょう。あなたとチームを正しい方向に導くために、これらの原則を活用してください。」
価値、原則とくるところは、完全にアジャイルにインスパイアされてますね。
- 部門/領域横断的なチーム
- 小規模、専任、同一場所
- 進捗=結果(アウトプット)ではなく、成果(アウトカム)
- 課題焦点型のチーム
- 無駄を取り除く
- バッチサイズは小さく
- 継続的な発見
- GOOB-新たなユーザ中心思考
- 共通理解
- アンチパターン-ロックスター、エバンジェリスト、忍者
- 仕事の外面化
- 分析よりも形にする
- 成長よりも学習
- 失敗を許容する
- 中間成果物中心の仕事の進め方からの脱却
テンプレート
「開始点は、要件ではなく、前提になります。次に仮説をつくり、それを評価します。そして、望ましい成果が実現できているかどうかを、実験を通じて評価します。」
以下のテンプレートが紹介されています。
新しい独自のものというより、3つの基盤で使われているものを整理した感じです。
特にリーン・スタートアップの影響が強いようです。
- 課題ステートメント・テンプレート
- ビジネス前提ワークシート
- 仮説ステートメント
- ペルソナのフォーマット
コラボレーティブ・デザイン
「長い目で見れば、コラボレーションはヒーローズベースのデザインよりも、良い結果をもたらします。」
プロセスの部分は、デザインに限らず使えそうなので、様々なところで応用できそうです。
勉強会で素振りするといいかもしれないなぁ。
プロセス
- 課題の定義と制約の明確化
- 個別のアイディアの創出(多様性)
- プレゼンテーションと批評
- イテレーションと洗練(形成)
- チーム全体でのアイディアの創出(集約)
スタイルガイド
良いスタイルガイドの特徴
- アクセスしやすい
- 継続的に改善されている
- 実用的である
MVPと実験
「MVPをつくる最も効果的な方法の1つは、体験のプロトタイプをつくることです。」
MVPとは、Minimum Viable Productの略で、実用最小限の製品のことです。
プロトタイプは以下の基準で、どのレベルの忠実度にするのかを決めます。
プロトタイプは以下の基準で、どのレベルの忠実度にするのかを決めます。
プロトタイプ作成の基準
- プロトタイプとインタラクションをするのは誰か。
- 何を学習したいか。
- 作成の期間はどれくらいあるか。
プロトタイプ作成のツールも紹介されています。
その中では、Balsamiqというのは、よさそうだと思いました。
あと、本には紹介されていませんが、個人的にはCacooがおすすめです。
フィードバックとリサーチ
「このプロセスでは、「軽量」「継続的」「コラボレーティブ」などのリサーチ技術を使います。」
実は、ここが一番難しいと思います。
コラボレーティブかつ継続的なリサーチは結構大変そうです。
コラボレーティブ・ディスカバリ
「コラボレーティブ・ディスカバリは、チーム全体がオフィスの外に出て(文字通り、あるいは比喩的に)、顧客に直接会い、そこから学習するというリサーチ手法です。」継続的ディスカバリ
「定期的なペースで顧客を関与させることは、Lean UXにおける重要なベストプラクティスの1つです。」Lean UXとアジャイルの統合
「Lean UXをアジャイルで機能させるためには、チーム全体がすべての活動(スタンドアップ、レトロスペクティブ、IPM、ブレインストーミング)に参加しなければなりません。」Lean UXでは、対面コミュニケーションの重要性を非常に強調しているように思います。
私は、対面コミュニケーションの不足よりも、対面コミュニケーションの質に課題があるように感じています。
組織的な移行
「これらの手法をここで実践するにはどうすれば良いですか?」
はい。アジャイル開発でもよくだされるQAですね。
答えは、「あなたが考えなさい。」ってやつです。
わかってますよー。
はい。アジャイル開発でもよくだされるQAですね。
答えは、「あなたが考えなさい。」ってやつです。
わかってますよー。
0 件のコメント:
コメントを投稿