そのため、うまく品質管理ができていないことがよくあります。
以下は、私の体験をもとにしたフィクションです。
キャラクター
開発者。
意味がわからないルールを強制されるのが大嫌い。
イラストは いらすとや の素材を使っています。
意味がわからないルールを強制されるのが大嫌い。
戦い(その1)〜いい具合の指標値!?〜
<基本設計工程品質指標>
※数値はフィクションです。
<選定方法>
・類似プロジェクト2つの平均値を入手。
・その2つの間をとって指標値を設定。
・そこから+-20%で、2プロジェクトの平均値が入るので、上下限は+-20%に設定。
項目 | 下限 | 指標値 | 上限 |
---|---|---|---|
レビュー密度(人時/ページ) | -20% | 0.3 | +20% |
欠陥密度(件/ページ) | -20% | 0.3 | +20% |
<選定方法>
・類似プロジェクト2つの平均値を入手。
・その2つの間をとって指標値を設定。
・そこから+-20%で、2プロジェクトの平均値が入るので、上下限は+-20%に設定。
SEC BOOKS:ソフトウェア開発データ白書2014-2015
<基本設計工程品質指標>
※下限:第1四分位、指標値:中央値、上限:第3四分位
※カッコ書きは品質管理者の提示値
<基本設計工程品質指標>
※下限:第1四分位、指標値:中央値、上限:第3四分位
※カッコ書きは品質管理者の提示値
項目 | 下限 | 指標値 | 上限 |
---|---|---|---|
レビュー密度(人時/ページ) | 0.074 (0.24) | 0.243 (0.30) | 3.636 (0.36) |
欠陥密度(件/ページ) | 0.099 (0.24) | 0.250 (0.3) | 0.514 (0.36) |
戦い(その2)〜混ぜるな危険!〜
<基本設計工程品質指標>
<選定方法>
・品質管理者提示値、IPAの数値、お客様のコンサルタントの提示値が近い場合は、品質管理者提示値を採用。
・品質管理者提示値、IPAの数値、お客様のコンサルタントの提示値が離れている場合は、それらの平均値を採用。
(本当にうるさいやつだ、早く決めたいんだよ)
指標値と品質分析方法をリンクさせる意味がわかりません。
それはわかりました。
項目 | 下限 | 指標値 | 上限 |
---|---|---|---|
レビュー密度(人時/ページ) | 0.1 | 0.3 | 3.0 |
欠陥密度(件/ページ) | 0.1 | 0.3 | 0.5 |
<選定方法>
・品質管理者提示値、IPAの数値、お客様のコンサルタントの提示値が近い場合は、品質管理者提示値を採用。
・品質管理者提示値、IPAの数値、お客様のコンサルタントの提示値が離れている場合は、それらの平均値を採用。
(本当にうるさいやつだ、早く決めたいんだよ)
指標値と品質分析方法をリンクさせる意味がわかりません。
以前もいいましたが、「上下限外はOK/NGの判断ではなく、現物・現場・現実の確認を効率的に実施する(対象絞り込み)ための道具」です。
本当は全量をしっかり分析するのがベストですが、それが難しいので怪しいところを探すための言わばソナーなんです。
本当は全量をしっかり分析するのがベストですが、それが難しいので怪しいところを探すための言わばソナーなんです。
それはわかりました。
イラストは いらすとや の素材を使っています。
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